
ひでぶッ!
神奈川県横浜市都筑区池辺町にある「パークシティLaLa横浜」の住民が一斉に“あべし”した杭打ちデータ偽装のマンション傾き問題。
ららぽーと横浜に隣接という恵まれた立地ながら、一気に価値下落の奈落に叩き落とされた住民にとってみれば、まさに「アタタタタタタタ…、オワタァ…」なのであります。
港北ニュータウン民にとって放っておけないこの問題。知り合いからのリーク資料も手に入れましたので、ちょっと綴ってみましょうか。
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◆マンションが傾いたのは、結局だれのせい?責任はだれ?

ことの経緯については、さんざんテレビなどで取り上げられましたので、細かいことは省略。
今回の工事は、
・元請建設会社 三井住友建設
・1次下請け会社 日立ハイテクノロジーズ
・2次下請け会社 旭化成建材
という布陣になっております。
もちろん、データを改ざんした旭化成建材のクソ社員が悪いのは当然ですが、責任の所在は発注者である三井不動産レジデンスと請負契約を結んだ「三井住友建設」にあります。
三井住友建設は設計者でもありますから、設計監理と施工管理において厳正なチェックをする義務があるのです。旭化成建材ばっかり叩かれちゃって大変ですね。
◆大手だろうが関係なし!どのマンションでも起こり得る

今回のニュースが報じられた直後、
「おいおい、うちマンションの施工主はどこだ?三井不動産じゃないだろうな?」
「どこの会社が杭打ちをやったの?うちのマンションは大丈夫!?」
なんて会話が、特にここ港北ニュータウンで多く交わされたことでしょう。残念ながら、業界的に広がっている改ざん事例でしょうから、どこぞの会社がなんてことは関係なさそうですね。
都筑区の地盤は固い、支持層までは浅いということで安心していた方も多い中、今回のニュースはとてもショッキング。各々方、今一度、事業主に杭打ち調査のデータ開示を依頼して安心の結果を手に入れましょう。
ちなみに、都筑区の地盤、支持層までは10数メートルくらいのところが多いみたいですけど、鶴見区なんぞは30~50メートルなんてざら。最近、鶴見区もマンションがどんどん建ってますけど、そっちの方が怖いぞ。
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◆対応の早いマンションは書面にて案内も

こちら、秘密裏に知り合いから送ってもらった書類画像でございます。「パークシティLaLa横浜」の住民ではないですよ。
要は、三井住友建設が施工したマンションの住人向けに、販売元から「いま調査してるんだぜ、とりあえずは旭化成建材が杭打ち担当したわけじゃないからね」ってお知らせです。
その後、この知り合いの元には第二報が届き、「杭打ちデータには問題なかったよ、杭打ちを担当したのは○○会社だよ、こんど説明会も開催しますね」っという丁寧な書類も届いたとか。よかったね。
こんな感じのやりとりが、大規模マンションでは多く行われていることでしょう。
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そんなわけで、大規模マンションの多い港北ニュータウンですが、杭打ちデータ改ざんは1件だけで済むのか、今後の調査が待たれます。
まあ、データ改ざんがあったとして、マンションが傾いてしまう事態にまで発展することはそうそうないとは思いますが、そんなことになった暁には、
「てめえの杭は何色だーッ!」
「邪魔するやつは 杭先ひとつで ダウンさー」
とかいって詰め寄ってみてください。
ほんと、これが言いたかっただけです。おしまい。
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